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魅惑のドレスコレクション

ダイアナ元妃は、その人となりだけではなく、ファッションリーダーとしても世界中の女性の憧れの的となりました。帽子、ヘアスタイルをはじめ、バッグや靴にいたるまで、気品に満ちたその姿は多くの関心を集めました。プリンセス・ダイアナ展では、彼女が身に着けたドレス5点(バックアップドレス)に加え、あの悲劇の事故で着ることのできなかった幻のドレスをご覧いただけます。こちらでは、そのうちの2点をご紹介します。




ドレスのストラップに付けられた“ヘップバーン風”のボウが、クリスタルのビューグルビーズなど、手作業で縫い付けられたビーズを引き立てている。1997年6月3日、ロンドンのアルバート・ホールで開催されたロイヤル・ガラの白鳥の湖の舞台をご観覧の際に着用された。




赤のビューグルビーズを手作業で縫い付けてある。フロントをジッパーで止めるタイプのチュニックとショートスカートのツーピース。ダイアナ妃が1995年6月、ベネツィアで行われたロンドンのサーペンタイン・ギャラリーへの募金活動のためのイベントに出席された際に着用された。

ジャック・アザグリー ファッションデザイナー

モロッコのカサブランカ生まれ。ロンドン・カレッジ・オブ・ファッションおよびセント・マーティンズ美術大学で学ぶ。1980年には、ロンドン・デザイナー・コレクションに参加。ここで発表した「ニュー・ロマンティクスコレクション」は、Harrods、Sacks、Barneysなどで大人気となり、英国で最も有名なデザイナーのひとりになる。彼は12年間にわたり、ダイアナ元妃のドレスデザイナーを務めた。生前、元妃は「あなたを超すイブニングドレスのデザイナーはいないわ!」と彼を賞賛していた。プリンセス・ダイアナ展ではダイアナ元妃が着ることのできなかった幻のドレスも展示されている。